NVIDIAとメルセデス・ベンツは1月6日(米国時間)、ラスベガスで開催されたCES2017において、NVIDIAの人工知能(AI)を搭載した自動車を共同で開発を進めていることを明らかにした。

両社の共同開発は3年前から進められており、NVIDIAの創設者兼CEOであるジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)氏によると、後1年で製品化にたどり着けるとしているほか、メルセデス・ベンツのVice President of Digital Vehicle and Mobility(デジタル ビークル&モビリティ担当副社長)を務めるサジャド・カーン(Sajjad Khan)氏も、12カ月以内に、共同開発した製品を発売する予定と説明している。

CES2017において開催されたメルセデス・ベンツ インスピレーショントークにて、共同でAI搭載自動車の開発を進めていることを明らかにしたメルセデス・ベンツのサジャド・カーン氏(左)とNVIDIAのジェンスン・フアン氏(右)

なお、この共同開発は、ディープラーニングと人工知能を中心としたコラボレーションが両社の共同チームによって進められているとのことで、Jen-Hsun Huang氏によると、AIが、今後の自動車を変えていくことになるだろうとコメントしている。

#CES2017 LIVE: Inspiration Talk "Connectivity" - Sajjad Khan & Jen-Hsun Huang