ソシオネクストは11月10日、8K/60p映像のHEVC/H.265方式によるリアルタイムエンコード処理をPCI Expressボード1枚で実現可能なソリューションを発表した。

同ソリューションは、同社の先端コーデック製品で、すでに量産を行っている4K/60p HEVCエンコーダLSI「MB86M31」や、2016年11月末より量産開始予定の4K/60p HEVC対応マルチフォーマットコーデック「MB86M30」などに適用されるもので、すでに台湾Advantechが、MB86M31を4つ搭載したPCIeボード「VEGA-3304」を提供することが決まっているという。

MB86M31は、4K/60p映像のリアルタイムエンコードにおける消費電力を従来技術比で1/50に削減可能なため、VEGA-3304は従来の8Kエンコーダ装置と比べて、75W以下へと消費電力を低減すること、ならびに装置サイズの小型化を実現できるとしている。

台湾Advantechが、MB86M31を4つ搭載したPCIeボード「VEGA-3304」