アナログ・デバイセズ(ADI)は10月6日、3軸MEMS加速度センサーの新製品「ADXL354」および「ADXL355」を発表した。
両製品は振動を高分解能かつ超低ノイズで計測する。計測データをワイヤレスセンサーネットワーク経由で伝達することで、各種構造上の欠陥を早期に検知することができるようにある。また、低消費電力のため、バッテリー寿命を延ばし交換頻度が低減するため、最終製品の稼働耐用期間の延長につながる。例えば構造ヘルスモニタリングのように微小振動を正確に計測することが要求される計測機器においても、コスト効率の高い製品開発が可能となる。
さらに、両製品の特長である傾斜安定性により、適合温度範囲のもと長時間にわたり優れた繰り返し精度を提供できるため、慣性計測ユニット(IMU)や傾斜計、無人航空機(UAV)の測位および航行システムにも適しているとする。
1000個受注時の単価はアナログインターフェースのADXL354が25.43ドル、SPIインターフェースのADXL355が28.25ドル。両製品とも6×6mmの14ピンLCCパッケージで提供される。