日産自動車は27日、自動運転技術から着想を得たイス「プロパイロットチェア(ProPILOT CHAIR)」を製作し、同技術をわかりやすく伝えるための動画「行列を自動で進むイス」を同社のWebサイトで公開した。
「プロパイロット」は、同社が8月24日に発売した新型「セレナ」にミニバンとしては世界で初めて搭載された自動運転技術のことで、高速道路などの自動車専用道路の同一車線において先行車両との車間距離を一定に保つよう制御するとともに、車線中央を走行するようにステアリング操作をサポートする技術。
そして今回、日産自動車が制作した「プロパイロットチェア」 は、このプロパイロットの機能をユーザーにわかりやすく伝える目的で試作した「行列を自動で進むイス」のこと。
同社は本年2月に自動駐車支援技術「インテリジェントパーキングアシスト」の役割をわかりやすく伝えるために「インテリジェントパーキングチェア」の動画を制作・公開し、SNS上で好評を博したが、今回の動画「行列を自動で進むイス」はその第2弾として公開されたもので、「プロパイロットチェア」に座って飲食店の行列に並ぶ客がストレスなく待つことができるシーンなどが展開される。動画は、日産自動車のプロパイロットチェア 特設Webページ上で視聴できる。
なお、神奈川県・横浜市の日産自動車グローバル本社ギャラリー1Fでは、9月29日~10月2日の期間、「プロパイロットチェア」の実機が5台展示され、体重80Kg以下の人なら誰でも実際に座って機能を体感できるという。展示時間は9月29日・30日が10:00~20:00、10月1日・2日が10:00~18:00。