シャープは7月25日、交通監視用カメラとしてプログレッシブタイプの4/3型800万画素CCD「RJ3EV3EF0DT(カラー)」および「RJ3EV4EF0DT(白黒)」を開発したことを発表した。

2製品ともに、光学サイズを従来同等画素クラス製品の1/1型から4/3型へとすることで、画素セルサイズを約75%拡大したほか、光電変換効率やマイクロレンズ集光率を向上させる独自技術を搭載することで、感度1890mVを実現したという。

また、近赤外光下での撮影にも対応することで、明るいシーンから暗闇のシーンまで、鮮明な撮影を可能としたほか、アスペクト比を16:9としたことで、従来機種比で水平方向の画素数を約15%増加させ、より1台で複数の車線を幅広く監視するなどの用途への最適化が図られたとする。

なお、2製品は8月31日からの量産開始を予定しており、量産規模は合計で月産1300個を見込んでいる。また、サンプル価格はいずれも15万円となっている。

シャープの交通監視用カメラ向け4/3型800万画素CCD「RJ3EV3EF0DT」