パナソニック アプライアンス社は、家電領域を中心とした新規事業の創出とそれらをリードする人材育成の加速を目的とした取り組みである「Game Changer Catapult(ゲームチェンジャーカタパルト)」を始動すると発表した。

Game Changer Catapult」ロゴ

同社は、社外との協創によるオープンイノベーションや社内でのボトムアップによる新事業アイデアの発掘・育成を強化・推進しており、その活動の一環として今年5月、アプライアンス社で初の社員を対象とした新規事業公募制度がスタート。既存事業の延長線上にない領域へシフトする「ゲームチェンジ」をテーマに、複数の事業アイデアを募集し、7月21日の最終選考によって新規事業アイデアが決定したという。

今後は、こうした新規事業アイデアに自社のリソースやノウハウを活用して、スピーディーな事業の立ち上げを目指すとともに、これらの新規事業アイディアを展示会等に出展し市場にいち早く提案することで、市場からの声を早期にフィードバックして事業・商品に反映させていくとしている。

また、「Game Changer Catapult」では、 MITメディアラボの講演会やUXデザインセミナーを実施して関係者のオープンコミュニケーションを図るとともに、社外で活躍するキーマンや企業と共同でのワークショップを開催するなど、社外との連携も積極的に推進するとともに社会のステークホルダーと接点を構築していくということだ。さらに、開発・製造・販売といったサプライチェーンのあらゆるプロセスにおいて、社外企業や団体、 個人とのパートーナーシップの構築を目指すとしている。