"エクスペリエンスの時代"ではデザイン=ビジネスプランの決定
シャーレス氏の後を受けたモニカ・メンギニ氏はダッソーの提唱する"エクスペリエンスの時代"について説明。
メンギニ氏は"エクスペリエンスの時代"に突入した現代では「ビジネスの管理、考え方を変えなければならない。製品だけでは差別化ができなくなっている」と語り、どのような製品を作るかではなく、消費者の生活にどのような影響を与えるのかという課題に取り組む必要があるとする。
さらに、"エクスペリエンスの時代"ではデザインというプロセスも変化し、「(エクスペリエンスの時代では)デザインとはビジネスプランを決定すること」なのだという。例えば、P&Gが提供している電動歯ブラシは通信機能を搭載しており、スマートフォンのアプリをダウンロードし、歯ブラシとスマホを接続することで最適な歯磨きの仕方をスマートフォンがガイドしてくれたり、毎日の歯磨きデータを記録・分析してくれる機能を有している。こうしたビジネスプランからの逆算で製品開発が方針付けられるというわけだ。
このほか、メンギニ氏は"エクスペリエンスの時代"では科学の発達によって材料の高機能化が進み、新たなエクスペリエンスが実現するとしたほか、製造においてはバリューチェーンおよびサプライチェーン全体を可視化する必要があるとする。また同氏は、マーケティングを経営プロセスの中に組み込むことも重要だとし、設計からマーケティングまで幅広い領域をカバーすることができるプラットフォーム(つまりダッソーの3Dエクスペリエンスプラットフォーム)の重要性を訴えた。