オーシャンブリッジは3月18日、同社のファイルビューア「Brava」が富士ゼロックスが提供するWeb統合情報管理システム「ArcSuite Engineering」と連携し、ソリューションの提供を開始した。

近年、情報セキュリティの強化が求められており、特に製造業では取引先や多数のサプライヤーと設計図、仕様書など機密性の高いデータをやり取りするため、従来よりも情報セキュリティの確保が求められていると同時にビジネスのグローバル化に伴い、海外とのやり取りにおけるセキュリティ対応も重要になっているという。

Bravaは、文書・図面管理システム等に組み込むことにより、セキュリティ強化と生産性向上を同時に実現するファイルビューア。一方、ArcSuite Engineeringは製造業のさまざまな課題解決に向け開発したWeb統合情報管理システム。図面や技術文書に加え、作業の経緯や個人のノウハウなども確認でき、文書とノウハウを効果的に活用できる仕組みを構築する。

BravaとArcSuite Engineeringが連携することで、ArcSuite Engineeringの設定を引き継ぎ、原本ファイルのダウンロード禁止、印刷禁止、プリントスクリーン禁止といったファイルの持ち出しができない環境の構築を可能としている。

さらに、システム担当者にとっては個々のクライアントPCにアプリケーションを導入する手間が省け、利用ユーザーにとってはデータをダウンロードせず高速ビューアで表示するため、閲覧のための待ち時間が少なくなり、生産性の向上が期待できるという。

オーシャンブリッジは、製造業でのセキュリティ強化と生産性向上の環境構築の普及を目指し、今後はArcSuite EngineeringとBravaの連携ソリューションの提供を強化していく方針だ。