日本オラクルは2月8日、「Oracle Cloud」によるパートナー企業の技術面やビジネス面の支援を通じて成長を加速するための新プログラム「Oracle PartnerNetwork(OPN)Cloud Program」の国内展開を発表した。
同プログラムを通じて、パートナー企業の「Oracle Cloud」に関する専門知識や実績の認定や、「Oracle Cloud」による業種特化型のソリューションを展開することを支援するほか、パートナー企業はクラウドに特化した新たな4段階の認定を取得し、それに応じたさまざまな特典を得ることができる。
「OPN Cloud Program」では、中核となるクラウド・ビジネスの成果指標に基づいてパートナー企業の認定が行われる。指標には、クラウドに関する高い専門性を有するパートナーに付与される「Cloud Specialization」の取得、「Oracle Cloud Marketplace」上でのアプリケーションの販売、パートナー企業内におけるビジネスプランである「Cloud Fixed Scope Offerings」の策定、顧客企業へのクラウド導入実績、クラウドの成功事例、クラウド専任の人員や専門ノウハウをはじめ、オラクルのクラウド・ソリューションの熟練性を実証するさまざまな指標が含まれる。
同プログラムによるクラウド・パートナー認定は、4段階に分かれており、まず、「Cloud Standard」では、プログラムで取得できる最初の段階として、市場におけるクラウド・パートナーの差別化を支援。オラクルのクラウド・サービスのスキルや専門知識を習得し、一般的には特定分野もしくはオラクルの主要製品領域のうちのいずれか1つに特化したソリューションを集中的に扱う。
「Cloud Select」では、「Cloud Specialization」を取得するか、オラクルのクラウド技術やサービスの開発・販売を行うと同時に、オラクルのクラウド・サービスを利用した顧客向けソリューションの立ち上げを成功させた実績を持つパートナーを認定する。
また、「Cloud Premier」では、オラクルのクラウド・ソリューションの推進に焦点を当てて具体的にビジネスの転換を図り、横展開の可能な成功事例を有していることが求められる。パートナー特典には、それぞれの営業地域における市場開拓活動やマーケティング活動のためのリソース提供が含まれる。
そして、「Cloud Elite」は、プログラムの最上位パートナーとして、高度なクラウドのスキルを備え、オラクルのクラウド・ソリューションに関してあらゆる点で十分に専門的な投資に取り組み、専門体制を整えてオラクルとの密接な協業が認められるパートナーが認定される。市場開拓活動における優先パートナーとなり、オラクルから最大の支援を得て、共通の目標を定めてクラウド・ビジネスの拡大に取り組むという特典が得られる。