KDDIは1月26日、KDDI山口衛星通信所にある大型パラボラアンテナ2基を活用して、山口大学(山口大)が実施しているブラックホール探査を目的とした宇宙観測研究に協力すると発表した。
同大はこれまで、同通信所内にある口径32mのパラボラアンテナを電波望遠鏡として利用してきたが、今回新たに口径34mのパラボラアンテナの利用も開始する。これにより、電波望遠鏡2台を同時に活用する「電波干渉計」というより高度な観測方法が実現する。
山口大学は「今回使用する2台の電波望遠鏡は日本でもっとも大型の電波干渉計です。この電波望遠鏡を活用して、私たちの銀河系の中にあると考えられる、数多くのブラックホールの性質を調べられることを期待しています。」とコメントしている。
KDDI山口衛星通信所の大型パラボラアンテナおよび山口大学の研究については後日詳しいレポートを掲載する予定なので、そちらもお読みいただきたい。