Microsoftは12日(米国時間)、Windows 10のWindows Insider Programに参加しているFast ring参加者を対象に、Insider Preview Build 10565の提供を開始した。

新ビルドでは、メッセージ機能や通話機能、ビデオ機能などを「Skype」に統合。これにより、アプリを起動してない時でも、「クイックリプライ」による直接返信や通話が行える。また、この機能は、モバイル向けにリリースされる「Windows 10 Mobile Insider Preview」の新しいビルドにも組み込まれる予定だ。

Webブラウザ「Microsoft Edge」では、新機能としてタブのプレビュー機能が追加された。複数のタブを開いている状態で、マウスカーソルをタブへホバリングすると、Webサイトの内容をプレビューで確認できる。同時に、「お気に入り」や「リーディングリスト」のアイテム同期にも対応した。

「Microsoft Edge」プレビュー機能

パーソナルアシスタント「Cortana」も改善。手書きメモに書いてある時間や場所からリマインダーを設定する機能や、映画やライブなどのチケット制イベントを追跡し、時間通りに到着するための情報を提供する。オプション機能として、Cortana上からUberを予約することも可能だ。

「Cortana」手書きメモ認識機能

デバイスのアクティベーションが改善され、ビルド「10565」をインストール後、そのままWindows 7/8/8.1のプロダクトキーでアクティベートすることが可能。そのため、Windows 7/8/8.1をインストールしてからWindows 10へアップデートする必要がなくなった。なお現時点でのビルド「10565」のISOファイルの入手方法は不明。

デバイス管理の変更点として、最後に使用したプリンターをデフォルトのプリンターに設定する新しいモードを導入。デザイン面での変更点は、スタート、タスクバー、アクションセンターに加えて、タイトルバーにも色を選択できるようになった。その他、「スタート」の右クリックメニューでは、タイルの設定アイコンが新しくなるなどの改善が行われた。

「スタート」右クリックメニュー

「タイトルバー」