フォトシンスは9月7日、同社の後付け型スマートロック「Akerun」にハンズフリー解錠とスマートウォッチ対応機能を追加すると発表した。
「Akerun」は、スマートフォンアプリを操作して鍵を解錠・施錠したり、ゲストに権限を共有するサービスで、ドアのサムターンの上に取り付けた本体とスマートフォンがBluetoothで連携することで鍵の操作を行う。
今回、ハンズフリー解錠機能が付与されたことにより、ドアの数メートル手前に近づいただけで自動的に解錠できるようになった。ハンズフリーで鍵が開くと、スマートフォンにプッシュ通知されるため、知らぬ間に解錠される心配はないとしている。オートロック機能によりハンズフリーで解錠されたあとは、自動的に施錠される仕組みだ。
また、GPSによる位置情報「ジオフェンス」を搭載しており、消費電力が少ないというメリットに加え、ドアの鍵が施錠されたあと、その地点を中心とした半径100m地点より遠くに移動するまでハンズフリー機能が起動しないという特徴を持つため、施錠後ドアに近づいても意図せず鍵が解錠されるリスクはないとしている。今後、さらに入退室状況を正確に把握し、機能を向上するためのバージョンアップを行うという。なお、同機能についてはAndroid対応機能を同日より公開し、iPhoneは10月中に公開される予定。
スマートウォッチ対応では、スマートフォンとBLE接続をしたスマートウォッチがドアに近づくと、スマートウォッチに通知が届き、アプリ画面をタッチすることで解錠できるようになる。こちらの機能もAndroid Wearへの対応を同日より公開し、Apple Watchには10月中に対応するとしている。