トヨタ自動車とマツダは5月13日、環境技術、先進安全技術といった分野をはじめとする業務提携に向け基本合意したと発表した。今後、検討委員会を立ち上げ具体的な内容の合意を目指していく。

両社はこれまでもトヨタのハイブリッドシステム技術のライセンス供与や、マツダのメキシコ工場におけるトヨタの小型車生産などで業務提携を行ってきた。

トヨタの豊田章男 社長は「マツダは、『SKYACTIV技術』『魂動デザイン』など、基本にこだわったクルマづくりを進めるとともに、次代を担うクルマ・技術に挑戦し続けておられるクルマ会社と思っています。私たちのめざす『もっといいクルマづくり』を実践されている会社であり、志を同じくする企業同士で新しい『クルマの魅力向上』に取り組めるという期待感で一杯です」とのコメントを発表した。

一方、マツダの小飼雅道 社長は「トヨタは、地球環境保全、モノづくりの将来に責任を果たされようとする強い意志を持たれた企業です。また、『もっといいクルマづくり』という目標に向け、さらなる革新をされようとする真摯な姿勢に尊敬の念を抱いております」とした。

トヨタの豊田章男社長(左)とマツダの小飼雅道 社長