アジレント・テクノロジーは4月8日、がん臨床研究のスピードと正確性を向上する新製品「HaloPlex HS ターゲットエンリッチメント・システム」を発表した。
同製品はアンプリコン(増幅産物)シーケンスをベースにした高感度なターゲットシーケンシング手法により、従来のHaloPlex技術を進化させたもの。がん研究における存在頻度の低い体細胞変異を正確に特定したい、というニーズに応えるために開発されたもので、増幅中に生じる変異と元のサンプル中の変異とを区別し、100万を超える分子バーコードを使用することで存在頻度の低い変異を正確に検出することが可能だという。
なお同社では、同製品について、子会社のDakoが提供するがん診断ツールとあわせた独自のソリューション群として利用することで、疾患研究から診断まで、がんに関する包括的な知見を得ることを可能にするとコメントしている。