凸版印刷は4月6日、車載ディスプレイ向けに静電容量方式の3D銅タッチパネルモジュールを開発したと発表した。

同製品は微細な銅メッシュ配線技術により、車載ディスプレイの樹脂カバー越しでも高感度マルチタッチに対応し、スワイプや拡大縮小などのディスプレイ操作を実現したもの。また、ワンダーフューチャーコーポレーションの技術協力のもと、銅タッチセンサーフィルムを3次元曲面に成型しモジュール化したことで、センターコンソールへの対応が可能となった。さらに、ディスプレイとコントロールパネルの回路の一体成型が実現したことで、センターコンソールのデザイン性向上にも貢献する。

同社は今後、2015年7月にサンプル出荷を行い2017年度に約30億円の売上を目指すとしているほか、同技術を活用した3D曲面タッチパッドの開発も進め、ゲームコントローラーなどアミューズメント市場向けへ展開するとしている。

車載ディスプレイ向け3D銅タッチパネルモジュール開発品のサンプルイメージ