ソフトバンクテレコムは3月23日、インターメスティックが運営するアイウェアショップ「Zoff(ゾフ)」の全国約150店舗向けに、タブレットを使ったクラウド型POS(販売時点情報管理)レジサービス「クラウドPOS」を納入したと発表した。

タブレットに専用のPOSアプリケーションをインストールし、クラウドと連携させることにより本格的なPOSを実現させたソリューションで、アプリケーションのみで機能のカスタマイズが容易にできるため、機能追加のためのシステム開発のコストや工数も削減できる。

導入により、リアルタイムに確認できる売上情報を参考にした商品ディスプレイなどが可能になったほか、顧客にレンズ品番の一覧表をタブレットに表示しながら注文表を作成可能。また、従来型のレジシステムと異なり、決済以外の機能を活用することができるようになった。

さらに、従来のシステムでは、店舗ごとに必要となる様々な機能が不足しているという課題があったが、ニーズに応じたカスタマイズが可能なため、簡単にタッチメニューの追加ができ入力作業を簡素化できる。

ソフトバンクテレコムは「クラウドPOS」の納入と共に、タブレットごとに必要なセキュリティ対策を一元的に管理し業務の安全性と効率化を促進する「ソフトバンクテレコム ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」を提供。

さらに、専用のPOSサーバー運用のためにクラウドサービスの「VMware vCloud Datacenter Service」を提供することで、サーバーの自社運用の負荷軽減のほかにシステムのトータルコストを従来型のレジシステムと比較して約2分の1に圧縮したという。