三井不動産は3月23日、千代田区有楽町1丁目の「三信ビルディング」および「日比谷三井ビルディング」の跡地で推進している「(仮称)新日比谷プロジェクト」の起工式を行った。

同プロジェクトは1月28日に着工しており、2018年1月に完工予定。

同プロジェクトは、日比谷公園や周辺の劇場・映画館と連携した芸術文化発信、国内外のベンチャー企業・中小企業の事業拡大・新産業創出などを支援するビジネス連携拠点として、昨年末に東京圏で初となる国家戦略特区の区域認定を受けている。

「(仮称)新日比谷プロジェクト」の完成イメージ

「(仮称)新日比谷プロジェクト」の配置図

マスターデザインには、ロンドンを拠点とする建築事務所「ホプキンス アーキテクツ」を起用。外装は、高層部は明治期の「鹿鳴館」を始め、国際交流や西洋文化の先駆けとしての歴史を踏まえたデザインコンセプト「DANCING TOWER」とし、低層部は三信ビルディングをモチーフにしたデザインとし、品格あるエレガントな外装デザインを実現する。

計画建物6階「(仮称)日比谷テラス」 イメージパース

計画建物1階外構「(仮称)日比谷ゲートプラザ」 イメージパース

商業施設ゾーンには、TOHOシネマズの出店が決定している。4階に11スクリーン、約2300席のシネマコンプレックスが新設されるほか、隣接する東京宝塚ビル内のスカラ座・みゆき座(約800席)との一体運営により、全体で13スクリーン、約3000 席の「(仮称)TOHOシネマズ日比谷」が誕生する予定。

また、比比谷線と千代田線「日比谷」駅の2駅間をつなぐ地下バリアフリー動線が整備される。

日比谷線と千代田線の「日比谷」駅をつなぐバリアフリー動線