東京都・渋谷にある、3Dプリンタやレーザーカッターを使って自由に「デジタルものづくり」のできるカフェ「FabCafe」。2月1日~14日まで、バレンタイン特別イベント「FabCafe Happy VALENTINE」が開催されるとのことで、開催に先駆け、一足お先に体験してきた。

左手前の赤い装置がレーザーカッター。各テーブルの下にはコンセントが設置されゆったりとしたスペースが確保されている

同イベントでは、FabCafeらしいデジタルな趣向が凝らされたバレンタインギフトを作ることができ、今回は2種類の企画を展開。その内のひとつが、例年好評だという「マカロンFAB」。マカロンにレーザーカッターを使って刻印ができるサービスで、店内のiPadなどで円の中に絵を描いたり、あらかじめ用意したデザインデータや写真を取り込むことで、刻印する図柄を決められる。

使用するマカロンは、チョコバナナ、抹茶、桃のフレーバー。FabCafe専属のパティシエがこのイベントのために果物のピューレからひとつひとつ手作りしており、味も折り紙つきだ。今回は仕上がりの違いを確認するために、「写真」、「単色文字」、「黒&グレーのベタ」で作成した3種類のデータを用意し、レーザーで刻印してもらうことにした。

作成したデザインデータ。オリジナルのデザインデータを作成したい場合は36mmの円の中に作成し、Illustrator CS4以下の形式でUSBメモリなどのメディアに保存して持参すればOK(出力可能なデータはモノクロのみ)

レーザーの刻印は3つ合わせて3分程度で終了。赤い点の部分がマカロンの上を往復し、うっすら煙を出しながら刻印されていく。絵柄が次第に浮かび上がっていく様子も見ていて面白い。あっという間にレーザー刻印が終了し、中の見えるかわいいギフト用の箱に入れれば完成だ。

世界にひとつだけのオリジナルマカロンが完成!

実際に作ってみると、1色文字のデータが一番仕上がりがいいようだ。刻印できる色はあくまで1色なので、グレーは元データのようには表現できないことが判明。写真も、コントラストの強いものの方がはっきりと図柄が出るようだ。

FabCafeオリジナルギモーヴの入った看板メニューのマシュマロラテ。仕上がりを待つ間にほっこりするのもオススメ

なお、「マカロンFAB」の価格は、マカロン3つと箱代、レーザーカッターの利用料込みで1,500円。予約なしでも当日参加は可能だが、バレンタイン直前には混雑が予想されるとのこと。土日祝は店頭予約のみ受付となるが、平日であればオンラインの予約(前日まで)も可能なので、こちらもおすすめしたい。

今回体験してみて、実際作るとなると何を刻印しようか散々迷い、思いのほか時間がかかってしまった。それゆえに、完成すると愛着がわいて想像以上に嬉しい。下手にはりきってチョコを作るよりも、もともとおいしいマカロンに「手作り」のメッセージを入れるという選択をするのもなかなか面白いのではないだろうか。

もうすぐバレンタイン、好きな人に自分だけのオリジナルメッセージ付きのギフトを贈りたい!他のギフトと差をつけたい!というひとはぜひマカロンFABにチェレンジしてみてほしい。