日本の結婚式における花婿の定番衣装、タキシードのデザインはかっこいいと思いますか?

結婚式では「花嫁の引き立て役」なんて言われることもある花婿さんですが、礼装で決めた姿はりりりしく、かっこよく見えるものです。ウエディングドレスに比較すると選ぶ形は少なめですが、それでもタキシードやフロックコート、和装であれば紋付き袴など個性に合わせた物を選ぶことができます。

ということで、前回の「日本のウエディングドレスのデザイン」に関する質問に引き続き、日本在住の外国人20名に「日本の結婚式における花婿の定番衣装、タキシードのデザインはかっこいいと思いますか?」と質問してみました。

■かっこいいです。(タイ/30代後半/女性)
■かっこいいと思います。(ドイツ/40代前半/女性)
■かっこいいです。(中国/20代後半/女性)
■すごくかっこいいです。(フィリピン/40代前半/女性)
■かっこいいと思います。(台湾/40代前半/男性)
■はい!(ロシア/20代前半/女性)
■はい。(韓国/40代後半/男性)
■はい、かっこいいと思います。(スペイン/30代後半/男性)
■かっこいいと思います。(アメリカ/20代後半/男性)
■はい。(ブラジル/20代後半/男性)
■かっこいいです。(マレーシア/30代前半/男性)
■かっこいいと思います。(ペルー/30代前半/男性)
■かっこいいと思います。(イスラエル/30代後半/女性)
■はい。(オーストラリア/40代前半/男性)
■かわいいと思う。(チュニジア/40代後半/男性)
■悪くないと思う。スタイリッシュで好き。(イギリス/20代前半/女性)
■まあまあかっこいいかな。(スウェーデン/40代後半/女性)
■外国の物とあまり変わりなく、ふつうだと思います。(トルコ/30代前半/女性)

中庸まで含めると9割が好意的の回答。本企画ではかなり珍しい結果となりましたが、海外でもおなじみの礼服ということが大きいのかもしれませんね。

タキシードは本来、夜間のみ着用するもの。イギリスではディナージャケットとも呼び、燕尾服よりはやや略式でブラック・タイと合わせる形が基本です。1876年にイギリス皇太子エドワード7世がカジノで着られる喫煙服(スモーキング)を取り入れ、パーティーなどで着用するようになったのが始まりとされています。イギリス以外ではスモーキングと呼ばれ、この名称ではフランスではクリスチャン・ディオールがデザインした物が有名です。

日本の結婚式では、新郎が着用できるのはタキシードのほか、フロックコートやモーニングコート、カジュアルな場合はセレモニースーツなどの選択肢もあります。ただ女性のウエディングドレスに比べると、ごくオーソドックスで控えめな印象がありますね。

■かっこよくないと思う。(アルゼンチン/30代前半/男性)
■思いません。(ベトナム/30代前半/女性)

和装の場合は紋付袴という選択肢もありますので、そちらのほうが素敵という回答かもしれません。また洋服は着物と違って体型には沿ってくれないため、規格以外の体型の人には厳しい部分がありますよね。(多くは)一度しか着ない衣装でありレンタルになる場合も多いですから、なんだか借り物のようで決まらない……ということもあるそうです。

好意的な回答が多かった今回のアンケート。ウエディングドレスに「かわいすぎる」という評価が多く各国の好みが出やすい一方、タキシードは好みが出にくい衣装であること、また世界共通の形のため認知度も高く、国内外を問わず受け入れられやすいものであること、などの発見ができた気がします。