STMicroelectronicsは12月3日、迅速かつ簡単な評価用ライセンスにより、製品開発期間を短縮する「Open.MEMSプログラム」を発表した。
同プログラムは、MEMSとセンサの幅広い使用の促進を目的としており、ドライバ、ミドルウェア、アプリケーションソフトウェアとともに、多くの携帯型機器やウェアラブル機器に不可欠であると考えられている3軸加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ向けのセンサフュージョンの無償利用が可能になる。同社は、ペドメータ、傾斜コンパス、ジェスチャ認識などに対応した補完的なソフトウェアライブラリを追加することで、同プログラムを継続的に拡張していく予定。
なお、同プログラムは、32ビットマイコン用オープン開発プラットフォーム「STM32Nucleo」に対応している。ARM Cortex-Mコアを搭載した「STM32」ベースの機器開発用プラットフォームで低価格かつ拡張性が高く、多様なセンサ、制御用IC、通信用IC、電源IC、オーディオ用ICなど、同社の製品と組み合わせて使用することができる。