NXP Semiconductorsは11月5日、独自のSmartMX2技術がMIFARE PlusとMIFARE DESFire EV1機能を搭載したセキュアスマートカードプラットフォームとして初めて、MIFAREアプリケーションの最高セキュリティレベル「EAL5+」の認証を取得したと発表した。
「EAL5+」の認証により、SmartMX2を採用したMIFAREアプリケーションは、各種サービスのレベル向上が図れるようになる。具体的には、決済機能やアクセス機能を備えた電子健康保険カード、IDカードのセキュリティレベルの向上が実現し、金融や電子政府ID、交通機関、マイクロペイメント(少額決済)、ポイントプログラムなどの分野で新しいセキュアサービスが展開できる可能性を拓くとしている。
また、MIFARE Flexフレームワーク採用のSmartMX2ファミリは、MIFARE PlusとMIFARE DESFireプロトコルのすべてのパラメータを備えており、柔軟性が高く、即座に利用可能なソリューションを提供する。さらに、コモンクライテリア(CC)認証済みのNXPの暗号ライブラリモジュールをオプションで使用し、セキュアなアプリケーションを開発できる。この他、認証を取得した3つのタイプのSmartMX2プラットフォームは、MIFARE PlusやMIFARE DESFire EV1カードデータバリエーションをすべてサポートしている他、MIFARE Classicによる設定も可能で、既存のインフラの利用も最適化できるとしている。