Broadcomは9月5日、WICED(Wireless Internet Connectivity for Embedded Devices)ファミリの開発キット「Broadcom WICED Sense」を発表した。

同製品は、Internet of Things(IoT)アプリケーション向け開発キットで、アイデアやコンセプトから素早くプロトタイプを作成できる。オールインワンのプロトタイプ用キットであり、最新のWICED Bluetooth SmartのSiPモジュール「BCM20737」をはじめ、動作制御およびゲーム、GPS用ジャイロスコープ、衝撃認識や振動モニタリング向け加速度センサ、マップの回転や位置を検知し、動作活性化アプリケーションを有効にする電子コンパス、高度計測、気象観測、スマートウォッチ向け気圧センサ、家庭用電気製品、空調、冷暖房向け湿度および温度センサの5種類の低消費電力MEMSや、Bluetooth 4.1対応のソフトウェアスタックが搭載されている。

さらに、「WICED Sense」アプリケーションをスマートフォンにダウンロードして、Bluetooth Smartを利用しながら、2台の端末を連携させて方向や湿度、速度、気圧などのセンサを使った実験を開始することができる。例えば、ペットの首輪に「WICED Sense」キットを装着し、ペットがあらかじめ設定した境界を越えた場合にスマートフォンに警告を通知するペット用セキュリティデバイスの作成に利用できるという。

なお、「WICED Sense」は、同社の販売パートナーを通じて19.99ドルで販売中。また、「WICED Sense」アプリケーションはApp Storeから入手できる。

BroadcomのIoTアプリケーション向け開発キット「WICED Sense」