村田製作所と東光は8月5日、スマートフォンなどの小型携帯機器の電源回路向けにメタルアロイパワーインダクタ「DFES」を共同開発したと発表した。

スマートフォン、ウェアラブル機器などの小型携帯機器市場において、小型・薄型化、高性能・高機能化が進んでいる。両社では、このような市場ニーズに応えるべく、磁気飽和しにくい金属磁性材を採用し、小型、低背、高効率なメタルアロイ製品を開発してきた。

同製品は、東光の巻線技術およびメタル素材技術と、村田製作所の微細加工技術およびチップ部品の生産技術を融合させ、160808(1.6mm×0.8mm×0.8mm)サイズで、業界最高クラスの高効率を実現。これにより、スマートフォンなどの携帯機器で求められる電源回路の小型化、薄型化、バッテリーの長寿命化の要求に応えることができるとしている。

160808サイズのメタルアロイパワーインダクタ「DFES」