日本音楽著作権協会(JASRAC)は、7月16日に栃木県警察本部生活安全部生活環境課サイバー犯罪対策室と宇都宮中央警察署が、ファイル共有ソフト「Cabos」を使用してインターネット上に音楽ファイルなどを公開していた東京都の女性(26歳)を、宇都宮地方検察庁に送致したことを発表した。

この女性は、JASRACの管理楽曲を無断でインターネット上に公開し、不特定多数のユーザーに対して送信できるようにして著作権(公衆送信権)を侵害していたことから、7月8日にJASRACに告訴されていた。

警察の調べによると、この女性は7年以上前からCabosを利用しているとのことで、女性のPCにはCabosを使って手に入れた約1000曲の音楽ファイルが保存され、それらのファイルを無断でインターネット上に公開して不特定多数のユーザーに対して送信できる状態にしていたことがわかっているという。