DeNAライフサイエンス、遺伝子検査サービス「MYCODE」を8月中旬に提供開始

DeNAライフサイエンスは7月9日、一般消費者向け遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」の提供を、8月中旬から開始すると発表した。MYCODEでは、日本人疾病リスク予測アルゴリズムによって遺伝子情報を分析し、40種類のがんや25種類の生活習慣病、その他疾病リスク、肥満や肌質などの体質など、最大283の項目に関する「自らの遺伝子情報」を知ることができる。

同サービスは、文部科学省と独立行政法人科学技術振興機構が推進する「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」の一環として、2013年夏から東京大学医科学研究所(東大医科研)とDeNAの研究者が開始した共同研究の成果となる。

同研究では、遺伝子解析に関する約1400報の研究論文から厳選した約400報の論文をベースに、「日本人疾病リスク予測アルゴリズム」を作成。MYCODEは、このアルゴリズムをもちいて、遺伝子情報が統計学的にどのような特徴を持つのか導き出し、解りやすく結果を提示するほか、疾病リスクを低減する可能性のある生活習慣へのアドバイスなども提供する。

MYCODEの検査サービスを受検するには、オンラインでの検査キットの申し込みが必要。申し込みが完了すると検査キットが配達されるので、それを使用して自身の唾液を採取し、同意書を同封のうえ返送すればよい。すると数週間のうちに、Webサイト経由で検査結果レポートを受け取れる仕組みだ。

また、検査内容を踏まえて専門家による健康支援プログラムやカウンセリングなどを受診できるオプションも用意されている。

MYCODEの検査メニューは3種類。全ての検査項目を網羅した「オールインワン280＋」が2万9800円(税別)、がん・生活習慣病・体質から選定された100項目の受検が可能な「ヘルスケア100＋」が1万9800円(税別)、肥満・肌質・髪質など体質に関する35項目のみの「カラダ30＋」が9800円(税別)となっている。