シミックとJSRは6月30日、シミックの100%子会社「しみっくバイオロジックス」にJSRが50%の出資を行い、合弁会社「シミックJSRバイオロジック」を設立することで合意したと発表した。
同合弁会社は、東京大学、東北大学が保有する3種類の異なる次世代多重特異性抗体シーズを用いた次世代多重特異性抗体の設計および製造プロセス、ならびにその工程管理、品質管理手法の開発に取り組むことを目的に設立されるもので、シミックが保有する医薬品開発・製造、品質管理に関する技術とJSRが保有する最先端の抗体精製技術、さらには大学が保有する最先端の抗体分析技術を組み合わせることで、グローバル市場で競争力のある次世代抗体の設計と製造プロセスの開発を目指すとしている。