Infineon Technologiesは、4Gスマートフォン.タブレットのエンドユーザー体験の向上を実現するアンテナチューニングIC「BGSA1xGN10 ICシリーズ」を発表した。
同シリーズは、アンテナの特性を抜本的に最適化することで、関連するLTE帯で、高データ転送速度による動作を実現するもので、同社のRF CMOSスイッチ技術をベースに開発された。単一アンテナのインピーダンスを広帯域に整合させることで、トランスミッタ側のパワーストレスが軽減され、レシーバ側の感度向上を実現したほか、アンテナ側のインピーダンスミスマッチがある状況にも耐えられるよう、高耐久性、低寄生容量、高直線性を実現できる設計が取り入れられている。
また、同社の130nm RF CMOSプロセスを採用しており、パッケージサイズは1.5mm×1.1mmを実現している。
なお、同シリーズのエンジニアリングサンプルの出荷はすでに開始しており、量産出荷は2014年7月を予定しているという。