豆蔵ホールディングスとグループ会社のネクストスケープ、日本マイクロソフトは、クラウドベースのコンテンツ配信ソリューション「Nextscape Media Delivery Suite(以下、Nextscape MDS)」を共同開発したと発表した。
「Nextscape MDS」は、コンテンツのエンコード、著作権保護、さらには配信、再生までコンテンツ配信に必要な機能をすべて取り揃えた「次世代ハイブリッドクラウドソリューション」で、デバイスに応じた高画質、高音質な動画を安定して配信できる。これにより、今までネットワーク環境やハードウェアの調達などで初期投資が高くなり、コンテンツ配信事業に参入するのに敷居が高かった顧客に対し、コンテンツ配信に必要な機能を一貫して提供をすることで顧客の参入障壁を下げる。
さらに「4K」を想定した圧縮コーデックHEVC(H.265)エンコーダーを搭載しているのも特徴となっている。既にブラジルでのサッカーイベントにおいて「4K」での試験放送がスタートしており、これに加え、2020年に予定されている東京でのスポーツイベントに向けて「4K」より更に高精細な「8K」への対応が進んでいる。
ネクストスケープは、本ソリューションを2014年7月より、インターネットを通じた動画・音楽などのコンテンツ配信を行うメディア企業、コンテンツ事業者、教育機関、医療機関などに向けて販売するとともに、今後、販売促進活動を他の2社とともに共同で展開する。