KDDIは6月6日、グローバル・ブレインが運営する「KDDI Open Innovation Fund」を通じてハンドメイドマーケットプレイス「Creema」を運営するクリーマに対して1億円の資本提供を行い、業務提携を開始した。

Creemaは、創作活動に取り組む全国のクリエイターと消費者が、Web上で直接オリジナル作品を売買できるソーシャルコマースサイト。

クリエイターにとっては全国の消費者へ簡単に作品を販売することができ、消費者もスマートフォンを通じ世界で1つのオリジナル作品をクリエイター本人から直接気軽に購入できるという新しいショッピング体験を提供する。

約1万8千人のクリエイターが手掛けた50万点のオリジナル作品が出品され、月間100万人以上のユーザに利用されている。また、流通総額では3年連続400%以上の成長を続けているという。

オンラインだけでなく、東京ビッグサイトでの大規模イベント「ハンドメイドインジャパンフェス」の開催や、ルミネ新宿店にて「Creema Store」を運営するなど、Creemaに出店するクリエイターの作品を消費者がリアルの場で購入できる取組みにも注力している。

KDDIでは、3M戦略第三弾「au WALLET構想」でネットとリアルの融合を目指し、さまざまな取組みでクリーマの活動をサポートする。

まずは「auスマートパス」などのauサービス内でCreemaの訴求を行うとともに、Creema上でauかんたん決済やau WALLETカード決済を導入することで、au WALLET経済圏および顧客接点の拡大、EC事業全体における総流通額の拡大を目指す。

また、2014年7月に行われるクリーマ主催の「ハンドメイドインジャパンフェス2014」にも後援として加わり、日本のものづくり文化と全国のクリエイター活動をクリーマと共に応援していきたいとしている。