Spansionは、電池・燃料なしで駆動可能な、環境に配慮したIoTデバイスの開発を可能にするエナジーハーベスティング向け電源IC(PMIC)ファミリ「MB39C8xx」を発表した。
同ファミリの第1段として、太陽光および振動の両方から効率的にエネルギーを採取可能な、デュアル入力の低消費電力降圧電源IC「MB39C811」、ならびに太陽光または熱用の低入力昇圧電源IC「MB39C831」が提供され、これらの製品は、省電力性が求められる産業およびコスト重視のアプリケーション用のARM製Cortex-M0+コア搭載低消費電力マイコン「Spansion FM0+」とシームレスな動作が可能となっている。
また、これら低消費電力マイコンとエナジーハーベスティング電源ICに、同社のオンラインデザインツール「Spansion Easy DesignSim」のエネルギー計算機能を併用することで、エネルギー収支(Energy Budget)を計算できるようになることから、さまざまなアプリケーションに向けて、環境に配慮したデバイスの開発が可能になるという。