Broadcomは、Bluetooth Smart SoC「BCM20734/738」2品種を発表した。

デジタルTVやオーバーザトップ(OTT)ボックス、セットトップボックス(STB)、PC、およびタブレットにおいてWi-FiやBluetoothの装備が要求されることに伴い、リモコンやキーボード、マウスといったデバイスにも対応が求められている。「BCM20734/738」は、これらの市場向けに独自の通信技術を応用している。

「BCM20738は、シングルモードのBluetooth Smartデバイス向けの低コストソリューションで、さまざまな周辺機器の部品コスト(BOM)全体を削減できる。「BCM20734」は、デュアルモードチップであり、Bluetooth SmartまたはBluetooth Classicのいずれかを介して通信できる。また、Bluetooth SmartチップにA/Dコンバータ(ADC)のサポートを直接統合することにより、次世代リモコンの音声検索機能にかかるコストを削減する。さらに、デュアルモードでは、デバイス間のトラフィック量が多いコネクテッドホーム内であっても、優れたパフォーマンスを実現するのに加え、既存のPCのモデルが、Bluetooth Classicしかサポートしていなくても、新しいBluetooth Smart対応のキーボード/マウスとPC間でシームレスな接続を実現する。

なお、「BCM20734/738」、リファレンスデザイン、アプリケーション開発キット(ADK)は現在顧客向けにサンプル出荷中。