宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2014年5月24日12時5分14秒(日本時間)、陸域観測技術衛星2号「だいち2号(ALOS-2)」を搭載したH-IIA 24号機(H-IIA・F24)を種子島宇宙センターから打ち上げた。

「だいち2号(ALOS-2)」は、2006年1月24日に打ち上げられ、年間約100件の大規模災害の観測の実施、ならびにその情報の国内外への提供、平時のハザードマップ作成や活火山モニタリングなどに活用されてきたほか、ブラジルの違法森林伐採の監視や世界銀行との協力による気候変動の影響監視などの地球環境分野での活用が図られてきたり、東日本大震災における被災地の地形変化などの撮影に活用されてきた陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」の後継機に位置付けられる観測衛星。

また、H-IIA・F24には、このほか、日本の大学などが開発した超小型衛星が4基搭載されており、だいち2号の分離後、順次、それらも分離される予定だ。

なお、打ち上げ時の天候は、快晴で気温は24.4℃、東の風3.5m/sという条件であった。

陸域観測技術衛星2号「だいち2号(ALOS-2)」を搭載し、打ち上げられるH-IIA 24号機(H-IIA・F24) (C)JAXA/JAXAチャンネル