Xilinxは5月13日(米国時間)、20nmプロセスを採用したハイエンドFPGA「Virtex UltraScale VU095 All Programmable FPGA」の顧客向け出荷を開始したほか、20nmハイエンドファミリの拡張として、「Virtex UltraScale VU190 FPGA」を追加したと発表した。

Virtex UltraScaleファミリは、FPGA技術と量産実績のある3D IC技術を組み合わせることで、従来ソリューション比で消費電力を最大50%削減しながら、2倍以上のシステムレベルパフォーマンスとインテグレーションを実現することを可能にするFPGA。32.75Gb/sでのチップ間およびチップ-オプティックス間インタフェースを実現しているほか、28Gb/sでのバックプレーン転送にも対応したトランシーバーのほか、100G Ethernetおよび150G Interlakenコアも複数内蔵している。

一方のVU190は、約200万ロジックセルのほか 130Mビット以上のオンチップRAM、1000本以上のパラレルI/Oピン、最大120個のシリアルトランシーバーを内蔵した製品となっている。

なお、UltraScaleデバイスをサポートするデザインスイート「Vivado Design Suite」はすでに利用可能だという。