米Facebookは4月30日(現地時間)、広告主が広告キャンペーンをFacebookからサードパーティのモバイルアプリへと広げられる「Audience Network」を発表、モバイル広告ネットワークの本格的な提供に向けてテストを拡大する。

Facebook広告は、同社が持つソーシャルデータを活かして、広告主やマーケッターがブランドやサービスに関心を持ってくれそうな層に絞り込んでリーチできるように設計されている。Audience Networkは、そのチャンスを広くモバイルアプリに拡大する。また、Facebook広告を利用する広告主やマーケッターとアプリ開発者を結びつけることで、アプリ開発者がアプリから収入を得る新たな手段を提供する。Flurryの調査によると、米国のスマートフォンユーザーの平均使用時間は2時間42分/日。その時間のおよそ86%(2時間19分)でアプリを使用している。

Audience Networkの広告は広告主やマーケッターの目標達成の手段になるように設計されており、まずは「アプリのインストール」または「アプリの利用」を促したい広告主向けに提供する。小規模の顧客と共に開始し、規模の拡大と共に、対応できるマーケティング目標も広げていくという。

Audience NetworkはFacebookの全ての広告インターフェイスおよびAPIで利用可能。広告には、バナー、インタースティシャル、ネイティブの3つのフォーマットが用意されている。すでにFacebookのニュースフィード広告を利用している場合、ワンクリックでAudience Networkにキャンペーンを拡大できる。Audience Network用に画像などを用意する必要もない。