米Microsoftは4月25日、フィンランドの通信メーカー「Nokia」から携帯電話事業(Devices and Services business)の買収を完了したと発表した。同社は買収完了について「2つの組織が1つのチームとなるための最初のステップだ」としている。
同事業の買収は2013年9月に発表されたもので、Microsoftが掲げる「デバイス&サービス企業への変革」を更に前進させるための戦略の一環となる。
2月に同社新CEOに就任したサトヤ・ナデラ氏は、「彼らのモバイルに関する能力・資産は、私たちの変革を進めるだろう」と期待感を示している。
携帯電話事業については、MicrosoftとしてWindows Phoneを提供しているが、2013年第4四半期は前年比91%の成長(米IDC調査)となり、iOSとAndroidに次ぐ第3のOSとして地位を確立しているという。
主力のWindows 8.1も、9インチよりも小さい画面サイズの端末についてはOS無償化を発表するなど、モバイル端末における攻勢を強めている。