CSRとOriginGPSは、CSRのGPSアーキテクチャ「SiRFstarIV」および「SiRFstarV」を採用することで、現行ソリューション比で70%の小型化、ならびに初期位置産出時間(TTFF)を30%短縮することに成功したGNSSモジュール製品群を発表した。

これにより、試行の90%以上で60秒以内のTTFF(コールド・スタート時)を計測することができるようになるほか、GNSSアンテナ・モジュールの高感度と、俊敏な位置修正によりナビゲーションを安定させるOriginGPSの独自技術「NFZ(Noise Free Zone)」により、衛星信号が微弱な地域や枝葉の密集した山林、ビルの谷間、または動きの激しいアウトドア活動中などの過酷な衛星信号条件下であってもジオタギングを利用することが可能となった。また、位置修正を高速に処理し、機器の動作環境と着用者の活動状況に応じて電力消費レベルを適合させるインテリジェントな適時低消費電力モードであるCSRの低消費電力技術「PtF(Push-to-Fix)」により、バッテリー寿命の伸長も実現したとする。

なお、同モジュールは、LNA、SAWフィルタ、TCXO、RTCクリスタル、RFシールドなどを統合したもので、すでに量産体制に入っているという。

OriginGPSのGNSSモジュール製品群