三菱電機は4月4日、LCD-TVをベースに本格的なサイネージ運用で要求される多彩なテロップ機能や焼き付き軽減機能などを搭載した「カンタンサイネージ DSM-L6」シリーズ3機種を発表した。5月21日より発売する。

同製品は、今後成長が見込まれる小規模デジタルサイネージ市場をターゲットとしており、機器の運営・設置が難しい、コンテンツ制作・管理に手間がかかるといった課題に対し、民生用TVで培った簡単操作のコンセプトを業務用にも応用して解消している。

コンテンツ表示では、テロップの文字色、背景色の選択や、点滅表示といった詳細な設定が可能な他、32V型では従来の横置き設置だけでなく、縦置き設置でのテロップにも対応した。また、設定時間ごとに画像をわずかに移動させる焼き付き軽減機能や、垂直・水平の位置および幅を任意のサイズに変更できる表示画面調節機能を搭載している。

さらに、専用の無線LANカードを挿入することにより、スマートフォンやタブレットなどのAndroid端末からワイヤレスでコンテンツの変更・更新が可能。加えて、専用の無線LANカードをアクセスポイントとするため、ネットワークの新規構築が不要となっている。

この他、パワーマネージメント機能により、消し忘れ防止と消費電力を低減する。入力信号の有無で本体電源の自動オンオフも可能となっている。

民生用TVをベースにした「カンタンサイネージ DSM-L6」シリーズ3機種