栗田工業は3月17日、中国に設立した100%子会社「栗田工業(蘇州)水処理(以下、クリタ蘇州)」が新たな規格型水処理装置を開発し、東南アジアの顧客へ出荷を開始したと発表した。

クリタ蘇州の外観(左)、製造した水処理装置(右)

同装置は、水処理ユニット、ポンプ、配管、制御盤類などで構成する規格型の水処理装置。組み立てはクリタ蘇州が担当。これにより、購入した顧客は組み立てる手間を省け、結果的にコスト低減を実現できる。

また、水量・水質に応じて規格商品を組み合わせることができ、高い純度の水が必要な超純水製造システムなどに適用できるという。

同社は海外事業の拡大を推進しており、今後もクリタ蘇州と連携して規格商品やスキッド化・モジュール化した水処理装置を東南アジア各国に出荷するとしている。