日本鋳造は3月10日、熱膨張ゼロの合金材料「LEX-ZERO(レックス ゼロ)」の開発および実用化に成功したと発表した。
同製品は、熱膨張をほとんどしないことが特徴。熱膨張係数が0.1×10-6/℃でスーパーインバーの0.5×10-6/℃と比べて5分の1程度だという。
また、「LEX-IF1」などの従来品と比べて温度による影響を受けづらく、100℃の環境でのテストでもほとんど膨張しなかったという。
同社は、同製品が材料の熱変形に起因する精度誤差を解消できることから、半導体デバイス製造や液晶製造、超精密・微細加工、精密光学機器などの分野で利用できるとしている。