RCCテレビは、日本のアニメを陰で支える"熊野筆"など、広島生まれの伝統技術に迫る知的エンターテインメント番組「世界が知りたいニッポンの技~美と食の匠たち…ひろしま篇~」を企画・制作し、TBS系全国28局ネットにて放送する。放送日時は2月2日 14:30~15:54。

本番組は、知る人ぞ知る広島生まれの"優れモノ"の制作現場やルーツを、広島に縁のあるタレントらが探るもの。中でも広島・熊野町で作られる「熊野筆」は、国民栄誉賞の副賞として、なでしこジャパンに贈られたことで広く知られるようになったが、化粧筆としてだけではなく、アニメの制作現場を支える画筆としても評価が高いという。

この熊野筆は、スタジオジブリ全体で使われている画筆の約7割を占めるといわれており、最新作『かぐや姫の物語』でも美術監督はほぼすべてを熊野の画筆で描いたという。さらに、『名探偵コナン』や『ルパン三世』を手掛ける石垣プロダクションをも「熊野の画筆でなければ作業ができない」と言わしめたとのこと。今回はこの画筆が作られる工房を番組ナビゲーターの谷原章介氏が訪ね、職人のワザや創意工夫に迫るという。

熊野の画筆を生み出す職人に谷原氏が迫る

工房での様子

番組ではこのほか、一流ホテルの華やかさを演出する壁紙や世界最高峰の品質を誇るといわれるグラスビーズの制作現場、地元メーカー「オタフクソース」のルーツ、さらに食の未来を感じさせるフリーズドライ商品の開発現場なども紹介するとのこと。詳細は番組サイトまで。