日立公共システムは28日、社会保障・税番号制度(以下、共通番号制度)の導入を見据え、外字を管理するソフトウェア、漢字統合管理システム「漢字かなめ」の文字コード変換機能を強化し、2014年4月1日より販売を開始すると発表した。

今回の機能強化では、「文字情報基盤」に対応した文字コード変換を実現し、共通番号制度導入時における外部機関とのスムーズなデータ連携が可能となっている。また、各業務ごとの文字コード変換対応表の一元管理機能が追加された。

漢字統合管理システム「漢字かなめ」は、公共機関向け電子字典「五萬悦」を活用した文字基盤で、業務システム間の外字情報を統合し、一元管理できるソフトウェア。シンプルな操作性で外字を効率的に検索し、各クライアント端末に一括で登録・配信することができる。

今回強化した文字コード変換機能の概要図

今回、強化された文字コード変換機能の特長として、「文字情報基盤」が一意に定めた文字図形名(MJ文字図形名)と各種文字コードの変換や、「文字情報基盤」フォントを使用した環境での文字入力を可能とした。

また、各業務の担当職員ごとに行っていた文字コード変換対応表の作成・メンテナンスを一つの画面上で実施できるようになったほか、作成した文字コード対応表を、各業務システムに自動配信する。