日立製作所(以下、日立)は1月22日、グローバル市場で競争力を高めるためのダイバーシティ・マネジメントの一環として「日立グループ女性活用度調査」を開始し、調査結果に基づく「日立グループ女性が活躍する会社ランキング」をまとめた。

これは、日立グループの女性活用を加速することを目的とし、国内における日立製作所の社内カンパニーと主要グループ会社の合計30社を対象に実施したもの。

第三者機関の女性活用度調査のフレームワークを活用し、管理職登用度、ワークライフバランス度、女性活用度、男女均等度 の4つの指標で、各社の状況を数値化。また、日立グループ以外の企業を含む同業他社との比較も実施した。

「日立グループ女性が活躍する会社ランキング」より上位5社の結果を抜粋

女性活用の進捗や課題を「見える化」した本調査結果を踏まえ、各社はそれぞれに数値目標を策定。具体的には、女性管理職・主任登用比率や総合職比率、採用比率などについて、目標となる数値を定め、あわせて、各社で重点施策の具体化を進めている。

例えば、女性社員の戦力化に向けたメンター制度やキャリア開発研修のさらなる拡充、仕事と育児の両立支援を目的とした病児・病後児保育費用補助制度の導入や、働く場所・時間の柔軟性を高めるモバイル機器の提供などに着手している。

なお、本調査結果は、各社経営トップのコミットメントを一層強化することを目的として、日立グループ社長会議で報告・共有しています。今後も定期的に調査を実施し、日立グループ全体での女性活用をより効果的に進めていく。