アンドールは1月20日、2D CADソフトの最新版「CADSUPER FXII Ver.9」を2月10日より発売開始すると発表した。価格は68万円(税別)。

同製品は、図面内の機械要素部品データを選択して形状を変更する機能を搭載。すでに配置したデータを変更する場合、従来のようにいったん消してから改めて作り直す必要がないという。

また、3次元データの活用ニーズに対応するため3D図面展開機能を強化。2次元データから3Dプリンタのフォーマットで広く使われているSTLフォーマットに出力可能となったほか、3次元データを2次元データへ投影後、必要な陰線のみを追加・削除する機能が加わった。

さらに、図面名称・図番・作成者などのCAD図面属性情報を利用し、過去の図面資産をファイル検索できる機能を搭載。旧版は図面名称・図番・作成者以外に利用者が任意に登録できる図面属性は5項目であったが、同製品は項目を無制限に拡大することで、利用者ごとに必要な図面情報の登録が可能となったという。また、既存図面からの図面属性の取得機能を搭載し、図面読み込み時に自動で図面属性項目を登録する機能を搭載したという。

そのほか、寸法線機能の強化として、寸法補助記号(穴関連)や寸法公差(JIS Z8317-1 6.2寸法許容差項目)をJISに準拠。また、手動寸法(数値などを手動で変更された寸法)の自動寸法化機能を搭載し、手動寸法確認機能と合わせて図面修正時間の効率化を実現できるとしている。