自社を独立した株式公開会社2社に分割する計画を公表していたAgilent Technologiesは1月7日(米国時間)、株式分割で新たに設立される電子計測会社の社名を「Keysight Technologies」と決定したことを発表した。
"Keysight"という名称には、ほかでは見られない事象を可視化する能力を提供するという意味で、重要・本質的な知見を提供し、変わりゆくテクノロジーの世界への扉をを開いていきたいという思いが込められているという。
また、新会社のロゴには「Unlocking Measurement Insights for 75 years」というタグラインが付けられており、同社が1939年に創業したHewlett-Packard(HP)にそのルーツを求めることができることが表されている。
なお、Keysightの社長兼CEOであるRon Nersesian氏は、新社名の決定について「HPの誠実さやイノベーションという基本理念、そしてAgilentのプレミア メジャメント・ビジネスの流れを受け継ぐものとして、革新性、洞察力、進歩性という自社の精神を込めており、シリコンバレー発祥という伝統を持ちつつも、顧客をいち早く新たな世代へと連れていく革新性も持ち合わせることで、顧客が新たなテクノロジーを世の中に送り出せることを目指した、未知なる知見への鍵を提供していきたい」とコメントしている。
なお、KeysightはAgilentの子会社として事業事業そのものは2014年8月1日より開始され、2014年11月初旬までに独立した会社となることが予定されている。同社の本社は米国カリフォルニア州サンタローザに設置され、従業員数は世界30カ国で約9500人になる予定だという。