カナダQNX Software SystemsとQualcommは、Qualcommの完全子会社であるQualcomm Technologiesを通じ、Qualcommの「Snapdragon Automotive Solutions」の高性能ビデオおよびグラフィックス機能のサポートを、QNXのインフォテイメント向け「QNX CARプラットフォーム(QNX CAR Platform for Infotainment)」に実装していくことを発表した。
Snapdragon Automotive Solutionsには、高解像度グラフィックスとHMI、顔認識、ジェスチャ認識、音声認識、高品質オーディオ処理および画像ステッチング、複数HDディスプレイおよびカメラなどをサポートするQualcomm Snapdragon 602Aアプリケーションプロセッサが含まれているほか、Qualcomm Gobi 3G/4G LTEモデムやQualcomm VIVEによるLTE、車載向けWi-Fi、そしてBluetooth機能などが提供されることから、複雑なユーザーアプリケーションから拡張3Dナビゲーション、後部座席用3Dゲームまで、次世代のコネクテッドインフォテイメント エクスペリエンスの実現を可能とする。
一方のQNX CARは、インテグレーション済みの複数テクノロジーセットを提供し、コネクティビティを備えたメディアリッチなインフォテイメントシステムの開発工数を削減することを可能にするプラットフォームとなっている。
なお両社は、1月7日から10日まで開催されている2014 International CESにて、Jeep Wranglerを改造したQNXリファレンス車両を用いたデモを公開しているという。