タカラバイオは1月7日、ゲル電気泳動で用いる高品質アガロース製品「PrimeGel Agaroseシリーズ」を、2014年1月14日より販売することを発表した。

ゲル電気泳動は、核酸やタンパク質などをゲル中で電荷をかけ、分子サイズや荷電の差によって分離・検出する手法で、古くから分子生物学・生化学実験で用いられてきた。

ゲル電気泳動では、アガロースゲルが広く用いられており、電気泳動後のゲルから目的の核酸断片やタンパク質の部分のみを切り出し、それぞれ抽出・回収して解析することも一般的な研究手法となっているが、解析に悪影響を与えないために精製度が高く夾雑物を低減したゲルが求められていた。

同製品は、こうしたニーズに応えることを目的に開発された高精製度かつ安定した品質のアガロースで、解析対象となる核酸の長さに応じたものや核酸回収用など、研究用途に応じた製品ラインアップが提供されるという。

なお価格は100gで2万5200円からとなっている。

高品質アガロース製品「PrimeGel Agaroseシリーズ」