富士通は、井関農機と協業し、農業生産者向けサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution 食・農クラウドAkisai 農業生産管理SaaS 生産マネジメント」へのさらなる付加価値の開発、および提供を両社で進めていくことで合意したと発表した。
「農業生産管理SaaS 生産マネジメント」はこれまで、圃場に設置したセンサーやカメラから収集するデータ(気温、温度、日射量、作物画像、土壌温度など)や、携帯するスマートフォンからのデータ(作業実績、生産履歴、作業場所把握など)をクラウドに収集、分析する。
井関農機は協業の第一弾として、「農業生産管理SaaS 生産マネジメント」に対し、農業機械製造・販売を通じたノウハウをベースとしたカスタマイズを加え、井関農機の独自サービスとして来年度から販売を開始する(富士通からの販売は行わない)。システムは富士通のデータセンターで提供される。
今後は、井関農機の農業機械を圃場で動作させることで得られる機械情報や作業情報を収集し、富士通のシステムに連携させていく。