Teledyne LeCroyの日本法人であるテレダイン・レクロイ・ジャパンは11月14日、ファンクションジェネレータ/任意波形発生器「WaveStation 3000」シリーズ3機種を発表した。
「WaveStation 3000」シリーズは、従来シリーズの3倍以上の帯域を持つ最大160MHz、500Mサンプリングに加え、直感的な操作をサポートするために、4.3型のカラーディスプレイを採用している。また、より大きなメモリを必要とするユーザー向けに最大で512Kポイントの利用が可能となっている。さらに、大規模な波形ライブラリ、様々な接続性を提供する。
「WaveStation」は、5つの基本的な波形に加え、多くの種類のプリセット済みの任意波形を内蔵した万能な任意波形発生器である。様々な変調方式、直感的な波形編集、リモートコントロールにより、最高160MHzまでの多目的な波形生成が可能な他、シンプルなユーザインタフェースによって、容易に幅広い種類の波形を発生させることができる。さらに、低ジッタ、低高調波歪を実現しており、高サンプリング速度と高分解能で正確な波形を出力することができる。
この他、USB、GPIBにより、「WaveStation」を外部PCからリモートコントロールできる。「WaveStation」専用ソフトウェアを使って、任意波形の作成も可能となっている。加えて、トリガ信号により、他の機器との同期を可能にする。また、USBメモリを接続して設定の保存/呼び出しや、同社のオシロスコープ「WaveAce1000/2000」シリーズで保存された波形を読み込むことができる。
なお、価格は80MHz、2チャネル14ビット500MS/sの「WaveStation3082」が36万円(税別)、120MHz、2チャネル14ビット500MS/sの「WaveStation3122」が42万円(税別)、160MHz、2チャネル14ビット500MS/sの「WaveStation3162」が46万円(税別)となっている。