Xilinxは11月11日(現地時間)、TSMCが製造する業界初の20nm製品であると同時に、PLDで初となる20nm All Programmable製品の出荷を開始すると発表した。

同製品は、ASICクラスプログラマブルアーキテクチャであるUltraScaleの採用に加え、ASICストレングスデザインツールであるVivado Design SuiteおよびUltraFast設計手法を組み合わせることにより、ASICクラスのメリットを実現している。また、システムレベルパフォーマンスを1.5~2倍に高め、インテグレーションを可能とすることで、競合他社より一世代先行しているという。

さらに、新たなハイパフォーマンスアーキテクチャ要件を満たすことができ、400G OTNやパケットプロセッシングおよびトラフィック管理、4X4ミックスドモードLTE、WCDMA無線、4K2Kおよび8Kディスプレイ、ISR(インテリジェンスな監視および偵察)、データセンター向けハイパフォーマンスコンピューティングアプリケーションといった、次世代スマートシステムを実現可能とする。

なお、イニシャルサンプル出荷がすでに開始されている。一般向けサンプル出荷は2014年第1四半期より開始される予定。同製品をサポートするVivado Design Suiteアーリーアクセスは、すでに利用可能となっている。