マクニカネットワークスとコムチュアマーケティングは23日、コンテンツ・コラボレーション・サービス「Box」の日本国内販売に関してパートナーシップを締結したと発表した。

Box シニアバイスプレジデント ホイットニー・バウク氏

Boxは、パーソナル/ビジネス/エンタープライズといった3種類のサービス形態をとっており、法人向けのエンタープライズでは、ユーザ数やストレージ容量が無制限となる。

ファイルを閲覧するデバイスにMicrosoft WordやExcel、 Adobe PhotoshopやAutodeskといったソフトが閲覧ユーザのデバイスにインストールされていなくても、アップロードされたファイルをクラウド上でそのまま閲覧できるため、ファイル閲覧のみのユーザにとって利便性の高いサービスとなっている。

また、チームで運用しているシェアドキュメントを編集する場合、それぞれのユーザがコメントやタスクを追加でき、チーム内での管理やコミュニケーションに長けている。

ユーザ同士のコメントのやりとりを行えたり、タスクの追加ができる。さらにファイルをダウンロードすることなく、ファイルの閲覧・編集が可能

また、ファイルをダウンロードすることなく編集・確認が行えるため、セキュリティも担保される。さらに、ファイルのバージョン管理が行われるため、万が一最初の世代に戻って編集を再開が容易である。

管理画面では、ユーザの利用状況などが視覚的に把握でき、効率的に管理することができる

今回、マクニカネットワークスがコムチュアマーケティングと協業することで、Salesforceに「Box」をインテグレーションするソリューションを提供する。

顧客情報に見積書や写真、CADファイルなどあらゆるファイルを結び付けることで、営業強化や業務効率が図れる。さらに、BoxとSalesforce間をシームレスに連携を行えるため、Salesforceシステムの画面の中にBoxのユーザインタフェースを埋め込み、単一の操作画面として両方のシステムを使用できる。

今後は、Boxのシステムに直接アクセスするためのAPIやSDKを無償で公開し、各種アプリケーションとの連携強化に注力して、日本語ローカライズへの完全対応したサービス提供を目指す。